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体がつるのは何でなんやろ?
あなたは体がつるのはなんでやと思いますか?
筋肉がつるのには原因があります。
それは体液のミネラルバランスが崩れることで起こるとされています。筋肉の収縮にはカルシウムや多くのミネラルが関わっています。
これらを理解することでどうして水分が必要なのか、栄養を摂り、出来るだけ体を冷やさずにするのが大切か...
ということが分かると思います。
それではまず「水分(体液)とホメオスタシス」の基礎知識から深めていきたいと思います。
それでは...
体を構成する一番大きな要素は?
実は水分(体液)なんです。
これは体重のおよそ60%をを占めています。生まれたての赤ちゃんは80%と言われています。筋肉・骨・内臓などの固形成分よりも水分の方が多いんです。
このことからも生きていくのにいかに水分が必要か想像できますね~。
体内の水分はただの水ではなくて、中に栄養・電解質・気体などいろんなものが溶けていて体液と呼ばれているんです。
そしてこの体液は大きく分けて二つに分類できます。
一つは細胞の中にある細胞内液、
二つ目は細胞の外にある細胞外液です。
この細胞外液は体重の20%くらいを占めます。
例えばですが、もし私たちの周囲の空気が90℃になったり、酸素がなくなってしまったら、人間は生きていけないですよね?同様に細胞が生きていくためには細胞を取り巻く細胞外液の状態が一定に保たれていないといけません。
私たちの体は凄くて、それを自動的に調整するシステムが備わっているんです。
ちょっとややこしい伝え方になりますが、、、
私たちを取り巻く空気や光などを
「外部環境」といい、
体の中の細胞が生きる環境、細胞外液の状態を「内部環境」といい、
それが一定範囲に保たれることを
「ホメオスタシス(恒常性)」といいます。
なんか頭がごっちゃになる表現ですが、何となくぼんやりお分かり頂けたらな~と思います。。。
ここからが大切なお話になります。
このホメオスタシスは主に自律神経やホルモンで調整されるんです。
かなり優秀で、増えたら減らしたり、また逆もしてくれて一定を保つんです。
これを「負のフィードバック」といいます。
これにより内部環境が安定して体液の量、ナトリウムなどの電解質濃度・ph・血糖値・体温などの安定につながります。
次に血管の中と外のお話、
血液中の体液は血漿といいます。
また細胞の外にあって血管の外にあるのが間質液。
これはむくみに関係する体液でね。。。
A:細胞内液と間質液
B:間質液と血漿
これらの間では常に水分の移動があります。
細胞は必要なものを取り込み細胞から排出されたものが血液に入ります。
この様にして私たちの体は体液の状態が一定に保たれて細胞の命と活動が支えられています♪
それでは本題に入っていきますね!
ふくらはぎのこむら返りの様に勝手に筋肉が動いて痙攣することをテタニーといいます。
これは一部の運動神経が暴走してしまって、一つの筋肉のなかで不均質な収縮が起きるので痛みも出てしまいます。
結構つらい痛みですよね(・_・;)
原因はいくつかありますが、体内のミネラルバランスの崩れからと考えられます。
細胞は静止状態で、中にカリウム、外にナトリウムが多く存在して、そのバランスを変える事で神経も筋肉も興奮します。
神経の伝達→運動神経からアセチルコリンが放出→それによって筋肉が収縮する→これらにはカルシウムが必要。
ちょっと難しい話になりますが、細胞内ではミネラルバランスをとる作業が行われています。
ではどの様な事で
崩れていくのでしょうか?
例えば過呼吸の場合→激しく息を吐くことで体内のco2が減り、体液がアルカリ性に傾いてCa2+が反応に使えなくなるからです。
ミネラルバランスが崩れる誘因は...
・熱中症
・下痢や嘔吐
・ホルモンの病
・薬の副作用
・脱水
・冷え
・疲労
明け方に足がつりやすいのは、体温の低下と夜の水分不足、血流の悪化などが主な原因です。
【予防】
・ミネラルを含む栄養を摂る
・就寝中の保温
・適度な運動
・水分補給
・適度なストレッチ
いかがでしたか?
少し医療用語も出てきて難しかったかな(・_・;)
いずれにせよ食生活が大切になってくるんじゃないでしょうか?
大切なのは、「食生活を見直す」ことは大切ですが、絶対に低栄養のものを食べたらいけないわけではないと思います。
そういったものを少し減らして、
ちょっと栄養価の高いものを取り入れるなどして、対策されるといいのかな~と思います♪
また疲労や体のバランスを整える→血流改善には整体で調整していく事ができますので是非一度試してみて下さいね♪
最後までお読み頂きまして、
ありがとうございましたm(__)m